2013年10月04日(金)

「彼が目を上げて見ると、見よ、ひとりの人が抜き身の剣を手に持って、彼の前方に立っていた」ヨシュア5:13

ヨシュアは、あの偉大なモーセの後を継ぎ、これからイスラエルの民を率いて、先頭に立って、戦って行かねばならない。どんなに荷は重く、恐れでいっぱいであった事だろう。難題のエリコに近づいた時、ひとりの人が抜き身の剣を手に持って立っていた。ヨシュアは驚いた事だろう。「あなたは、私たちの味方か、敵か」と尋ねた。

私たちはどうしても、自分軸に考えるので、「自分の」味方か、敵かが一番の関心事だ。しかし、「いや、わたしは主の軍の将として、今、来た」と。つまりヨシュアに「わたしが軍の将だ、あなたが軍の将ではない」と告げられた。神がヨシュアを導くのであり、神が真のリーダーだと。普通なら「では、私たちを助けて下さい」と言いそうだが、ヨシュアは伏して「わが主は何を告げられるのですか」と聞いた。すると「あなたの足のはきものを脱げ。あなたの立っている場所は聖なる所である」と。

自分で何とかしようとする事が、主を脇に置く高慢であり、それを脱ぐように、そして、このヨシュアが立っている場所は、主が共におられる「聖なる所」だと。私たちも、目の前に、難しいどうにも出来ない問題がエリコの城壁のように、立ちはだかっているだろうか。「そこで、ヨシュアはそのようにした」。導きの通りに従った時に、エリコ攻略の具体的示しが臨み、エリコが陥落を目の当たりに見た。今、あなたの前に、主の軍の将としておられる。示しに従おう。
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目的に向かって苦闘している時は、どうしても主を自分の味方にと祈り、また思う。事のリーダーは主だ。主が働かれることを信じて落ち着いて主に御心を求め、従おう。