2015年06月05日(金)

「それからこの女は帰って食事をした。彼女の顔は、もはや以前のようではなかった」Tサムエル1:18



思い煩いが来た時に、どう対処するだろう。「何も思い煩わないで」
と言われても・・と思うだろうか。又は、逃げるだろうか。その事
を考えたくなくて、とにかく考えまいとする。しかし問題はそこに
あり、追いかけて来る。考えたくないが、思いに上っては心に影を
落とす。心は落ち込む。

又、問題を解決して、悩みを無くそうとするが、簡単に解決などつ
かず、ますます思い煩う事になる。心は辛くしんどい。主の対処法
は、ことごとく感情も気持ちも、主に告げよというものだ。思い煩
わず「願い事を主に知っていただきなさい」そうすれば、「人のす
べての考えにまさる神の平安」が約束されている。

ハンナのように、祈りのために立ち上がり、心を注ぎ出し、不安、
悲しみ、恐れ、怒り、いらだちを、あるがまま主に告げる。感情も
主にぶつけている。主は受け止めて下さる。そして自分自身を委ね
て行く。ある人が「思い煩いを委ねます」と祈り、一時は落ち着く
が、すぐに心配が戻って来た。又、「委ねます」と祈り、楽になる
が、又苦しくなる。

その繰り返しで、口先で委ねますと祈っている事に気づかされた。
問題を握りしめていて、決して委ねてなどいない。自分は委ねる事
が出来ないのだと思い知らされ、その事を主に祈った時に、初めて
変えられた。試練は苦しいが、それによって主に近づけられる。自
分の姿が見せられ、そして親しく主を知って行く。
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主は近くおられ、愚かさも弱さもすべて知っていてくださる。全て
主に告げよう。主が聞いていてくださるから、恐れる心はほぐされ、
整えられ、解決はまだ見えなくても、主の平安に満ちる。