2015年09月04日(金)

「恐れてはいけない。しっかり立って、きょう、あなたがたのために行なわれる主の救いを見なさい」出エジプト14:13


モーセに導かれて、苦役から救い出され、出エジプトを果たしたイ
スラエル。しかし、精鋭のエジプト軍隊が追いかけて来るや、人々
は恐れて、主に向かって叫び、モーセにも文句をぶちまけた。「荒
野で死なせるのか。エジプトから連れ出して、一体何という事をし
てくれたのか」試練の時には、人間の本音が出て来る。

モーセは主に祈った。そして言った「恐れてはいけない。しっかり
立って、きょう、あなたがたのために行なわれる主の救いを見よ」
と。目の前は紅海、後ろに追っ手。前進も後退もできない。前を見
ても、後ろを見ても恐れに襲われる。私たちも絶体絶命に陥ること
がある。身動きも取れず、恐れと不安でいっぱいになる。しかし、
主は、いつも現状、現実はしっかりと受け止め、その上で、だが
「恐れるな」と言われる。

なぜなら、主のご計画の中であり、主の御手があり、行き詰まりを
通して、私たちを練り、鍛え、成長させて下さる。耐えられない試
練は無く、必ず脱出の道が備えられている。「主があなたがたのた
めに戦われる。あなたがたは黙っていなければならない」。窮地に
陥った時に、よくしてしまうのが、主に信頼するのでなく、自分で
動き、自分で走り回る。自分で何とかしようとする。

しかし主は「しっかり立って、黙っているように」と。自分で動く
のを止めて、主を信頼し、主に委ねる時、紅海に道を造られたよう
に、目の前に道を造って下さる。悩みと問題の中で、主に委ねるな
ら、道の無い所に道を造り、解決へと導かれる。
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今の状況が主からのものであると受け止めたとき、恐れながらも
しっかり立ったと言えるのではないか。何をしようか・・より主の
ご計画を悟れるように祈りたい。