2017年12月05日(火)

「アナニヤはこのことばを聞くと、倒れて息が絶えた。そして、これを聞いたすべての人に、非常な恐れが生じた」使徒5:5


バルナバが畑を売り、その代金をすべて献げた事で、皆の賞賛を受
けた。それを見たアナニヤとサッピラは、自分たちも同じように人
々からの賞賛を得たいと思った。それで、自分たちも持ち物を売っ
た。しかしその時、代金の一部を残しておき、ある部分だけを献げ
た。

それに対し、ペテロは、「あなたは、サタンに心を奪われ、聖霊を
欺いた」と指摘した。これは「企み」だと言った。彼らの間違いは、
一部を残して、ある部分を献げた事ではなく、一部であったのに、
全部を献げたかのように偽った事だった。別に全部献げなくても良
かった。一部なら一部で良かった。又、自分の持ち物なのだから、
自分のもとに残しておいても良かった。

彼らの問題は「偽善」にあった。人前に良く見せたいがために、偽
った。「アナニヤは、妻サッピラとともに」「妻も承知の上で」
「あなたがたは心を合わせて」と、どちらかが止める事もなく、合
意の上で、故意に行なった事であった。一致して主の御霊を試みた
と。ペテロは妻が来た時に、「地所をこの値段で売ったのですか」
と問い、悔い改めの機会を与えた。

しかし、彼女は「はい、その値段です」としらを切った。神への畏
れが無かった。信仰に、この偽りが入ると、立ち行かない。信仰が
破船してしまう。どんな罪も認めて悔い改めるなら豊かに赦される。
しかしそこに嘘が入るなら、認める事ができない。御前に正直でい
よう。どんな罪をも赦され、導かれて行く。
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いつも純粋に全てを献げて、とは思えない弱さや、醜さ、計算もあ
る事実を自分自身が受け入れ認めていたい。そこを主に赦され、主
に支えられて今がある。今の自分で主に従って行こう。