2018年04月04日(水) 「あなたはなぜ、主の御声に聞き従わず、分捕り物に飛びかかり、 主の目の前に悪を行なったのですか」Tサムエル15:19
「あなたはなぜ、主の御声に聞き従わず、分捕り物に飛びかかり、 主の目の前に悪を行なったのですか」Tサムエル15:19
サウル王は、アマレクとの戦いにおいて「アマレクを打ち、すべて のものを聖絶せよ」と、主から命令を受けていた。しかしそれに従 う事なく、羊や牛の最も良いものを惜しみ、つまらない値打ちのな いものだけを聖絶した。そしてその事を「主に、いけにをささげる ため」だと言い訳した。 しかしそれは重大な罪だった。御言葉を聞かず、捨ててしまう事で あった。サムエルが「あなたは主のことばを退けたので、主もあな たを王位から退けた」と言ったが、御言葉を無視し、自分の思いで 動く事は、主の言葉を退ける事になる。どんなに自分が良かれと思 っても、受け入れられない。 主が喜ばれるのは、自分の思う善行をする事ではなく、「御声を聞 いて従う」ことだ。御声に従う時に、主のわざが成し遂げられ、栄 光が現される。ある人が職場で、どうしても嫌な相手がいた。幾ら 愛そうとしても出来ない。頑張るが、ますます嫌いになるばかりだ。 心は苦しい。 ある時、もうギブアップで、自らの無力を認め、あるがままを主に 祈った。その時、御霊からの促しが来た。声をかけるようにと。声 などかけたくもない。しかし従う事を決心し、昼休みに声をかけた。 すると何気ない話から、盛り上がり、何と互いの生い立ちにまで話 が及んだ。平安な暖かい気持ちになった。 自分の思いによる善行でなく、御霊の示しに従った結果だった。示 しに従う事が重要だ。 ・・・・・・・・・・・ 良い行ないをしようとして、「自分が良いと思う」善行をしようと してしまう。しかし自分の思いであって、神の御思いなのではない。 祈って、神が示される事を行って行く時、必ず結実して行く。自分 も主を知り、周囲にもみわざが現わされる。