2018年09月04日(火)

「しかし、舌を制することは、だれにもできません。それは少しもじっとしていない悪であり、死の毒に満ちています」ヤコブ3:8



ある人の証しだ。職場に、普段から快く思えない相手がいて、日々、
忍耐し何とか接していた。すると、別の人から電話がかかり、それ
がその人への苦情、批判だった。自分はクリスチャンだから、決し
て悪口は言わないが、言われる事がその通りで、思わず同意し、同
調しそうになる。

その時キャッチホンが入って、対応した。そして電話に戻ると、ワ
ンクッション置いたせいか、心が冷静になり、唇の罪を犯す事から
守られた。主の介入と守りを感じて感謝したと。悪口や噂話は、対
象となる人をひどく傷つける。本人のいない、陰で話されている事
であり、噂が人から人へ伝わる時に、一人一人の主観が入って次に
伝わるので、必ず尾ひれがつき、歪曲されるからだ。

真実が伝わる事はまずない。なぜなら、聞いた人は自分の色合いで
聞くからだ。そして、意識的、無意識的にも、自分の主観と自分の
色を混ぜて次へ伝える。その人も又、同様にして次へ伝える。その
時、相手への敵対心や妬みが心にあれば、どう伝わるだろう。その
フィルターを通して、又、自分の思いを混ぜて、伝える事になって
しまう。事実でも真実でも無くなって行く。

人間には肉の性質があり、偏見や自分の強い思いや密かな悪意があ
れば、容易に誘惑に陥ってしまう。くちびるの戸が守られるように、
祈りが必要だ。自分の言葉が守られるように祈っていよう。
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軽率な言葉を出さないようにではなく、思わず出そうになる自分の
内の悪意に気づき主に悔い改めよう。そして、誰もが制御できない
舌で伝えていると伝聞にも祈り心で警戒しよう。