2019年06月04日(火)

「平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです」マタイ5:9



「平和をつくる者は幸い」だが、平和をつくる人となるためには、
自分自身の中に、まず平和がつくられていなければならない。自分
の内側が混乱していたり、思い煩いと不安でいっぱいだったり、悩
みで悶々状態であるなら、周囲に平和をつくり出すことなど、とて
もじゃないができない。そのためにまず大切なことが、神と自分と
の平和だ。

神との個人的関係において、妨げを取り除くことが必要だ。罪が示
されているなら悔い改めよう。心にずっとひっかかっていて、示さ
れているが、なおざりにしている御心を行なおう。実行する事が大
切だ。誰かに謝罪が必要なら、和解しよう。神から離れていたら、
今すぐ立ち返ろう。神は両手を開いて、待っていて下さる。

放蕩息子が、父親のもとへ帰った時に、責めも、さばきもされず、
ありのまま受け入れられたように、どうであれ、神のもとへ帰るこ
とを喜ばれる。まず、自分と神との縦の関係が、妨げなく平安であ
るように、なすべき事をして行く時、平和の子として、横の関係で
ある周囲に平和をもたらすために、用いられて行く。

自己中心の罪の世界にあって、平和は自然に、オートマチックにで
きるものではなく、「つくる」ものだと言っている。「敵を愛せよ」
とあり、それは愛することだと言っている。愛するとは感情でなく、
意志であり、決意だ。「迫害する者のために祈れ」とあり、感情は
横において、その通りに意志をもって祈って行くことだ。できない
自分を認め、しかし意志を向けて従おうとする時、御霊の助けが臨
む。そして用いられて行く。
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神に赦され愛されていることを日々に感謝し、その恵みのゆえに隣
人を愛していくという健やかな歩みでありたい。心に平安がない時
にはまず祈り、自分の心を整えていただこう。