2019年07月05日(金)

「やめよ。わたしこそ神であることを知れ」詩篇45:10



ある人に突然、家族に関わる事で、大きな問題が起きた。大変な事
になり、パニックだ。いつも学んでいるように、まず祈るのだが、
祈っている最中も、祈りどころでなく、「どうしよう、どうしよう、
どうすれば良いのか」と頭はぐるぐる巡り、方策を懸命に考えてい
る。これは祈りではない。あれこれと考えを巡らすばかりだ。自分
が、自分がと立ってしまっている。

そのため平安など全く無く、不安で不安でたまらない。段々と「こ
うなったら、どうしよう」と最悪の結末のシナリオまで浮かんで来
る。ますます不安は募り、思い煩いでいっぱいだ。恐れと不安の数
日が過ぎ、余りにも苦しくてたまらず、主に叫んだ。

その時、「やめよ。わたしこそ神であることを知れ」「立ち返って
静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あ
なたがたは力を得る」と語られた。そして自分は「いや、私たちは
馬に乗って逃げよう」と言っている者だと。自分で心騒がせるばか
りで、自分で何とかしようとしている姿を見せられた。そのため全
部が自分の肩にかかるので、焦り、恐れ、不安しかない。

「やめよ」「静まれ」「わたしが神だ」「わたしに信頼せよ」と言
っておられる。問題に飲み込まれ、問題しか見えておらず、神が見
えていなかった。祈りは口先で、自分が動き回っていた。今度は祈
りにおいて、主に問題を持って行くようにされた。不安しか無かっ
た心に、初めて安堵が与えられた。

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突如の問題が起きた時は、まず対処法が頭を駆け巡る。ああして、
こうして〜と。そして心が重くなる。主が飛んで、全部自分の肩に
かかるので、思い煩いと不安でいっぱいだ。まず主を呼ぼう。主の
もとへ持って行こう。そして委ねて、示された事に従おう。