2020年03月05日(木) 「あなたは私のともしびをともされ、主、私の神は、私のやみを照らされます」詩篇18:28
「あなたは私のともしびをともされ、主、私の神は、私のやみを照らされます」詩篇18:28
ある人が、隣家の主婦が苦手だった。ずけずけと物を言うタイプで、 どうしても傷ついてしまう。隣なので言葉を交わさないわけには行 かず、逃げる事もできず、苦痛の日々であった。しかし自分はクリ スチャンであり、相手の無礼な態度にも、礼儀正しく、丁重に接す るよう努力した。何とか良い関係をと祈り、努力するのだが、傷つ いてしまい、落ち込んだ。 辛くてずっと祈る日々だった。そんな折り、夫に転勤辞令が出た。 引っ越し業者にすべての荷物を依頼し、自分は列車で転勤先へ向か った。様々な思いが巡り、祈りつつ、今までの事を思い起こしてい た。あれほど苦しかった環境から出る事ができて、どんなにか安堵 で、楽になったはずなのに、心は何か晴れなかった。 そんな祈りの中で、御霊の光に照らされた。相手がきつい、人を傷 つける物言いをする人で、自分は被害者だとずっと思っていた。し かし実は自分の方が、相手を拒み、心を開く事なく、受け入れてい なかったのだと気づかされた。自分が相手を嫌い、裁きの目で見て いたのだと。 自分は被害者としか見えなかったので、その裏にある自分の内側な ど全く気づかなかった。悔い改めの祈りをして、自分自身も主に委 ねた。その時、心がすっきり晴れやかになり、心底からの安堵、平 安が臨んだ。この平安こそは、何ものにも代えられない。 ---------- 何でも祈りによって主の前に持ち出すことができるのに、闇の中に 隠れているものは主に示されないと解決がない。御霊によって気づ かされる時、心から悔い改めさせられ、主を賛美する。