2021年08月05日(木)

「国にそむきがあるときは、多くの首長たちがいる。しかし、分別と知識のあるひとりの人によって、それは長く安定する」箴言28:2



国にそむきがある時は、多くの首長がいる、とあるが、多くの首長
たちがいると、意見は十人十色で、皆、違う。こんなに人は違うの
かと思うほど、思いはそれぞれで異なる。独自の強い思い、譲れな
いポリシーがあり、一致してやって行くのはなかなか難しい。日常
生活でも経験する事だ。

職場、学校、サークルでも、家庭でも意見がぶつかり合う。何かを
決めようとする時にそれぞれの主張がある。話し合いの結論はどの
ように着地するのだろう。一番押しの強い人の意見だろうか、誰に
も譲らない頑固で気の強い人の意見が通るのか。多数決なのか。同
じ事が、外側ではなく、私達の心の内側でも起きている。

一つの事を決める時に、様々な思いが、計算が、頭を駆け巡る。あ
あでもない、こうでもない、ああなるとこうなり〜、これが、いや、
あれが良い・・どれが自分に最善なのか。自分の心の中にも、多く
の首長たちがいる。その時、何をもってして決めるのか。根拠は何
なのか。損はしない得な道か、いや自分の好きな道か、一番楽な道
か、人から勧められた道か。

しかし「分別と知識のあるひとりの人」により、つまり主により、
神の言葉によって、目の前の事態を判断し、決定して行く時、自分
にとって最善の道に導かれる。それは周囲にも祝福となり、神の栄
光が現れる。多くの首長たぢで、様々な思いで、混乱する時、主の
もとへ行き、祈り、御声を聞こう。多くの首長達に振り回されてい
ないだろうか。
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主に御心をと祈っても多くの首長によって心は乱れ、主の御声が耳
に入らない。やかましい自分の中からいったん出てみよう。本当の
知恵と能力を持って導かれる主を認め、頼ろう。