2021年11月04日(木) 「何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心 からしなさい」コロサイ3:23
「何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心 からしなさい」コロサイ3:23
日々に何かをする時に、どうだろう。人に対してしているのだろう か。それとも、主に対してだろうか。主に対してするようにと言わ れているのだが、しばしば逆で、人に対してしているだろか。目に 見えない主よりも、目に見える、目の前の人を意識してしまう。人 のごきげんとりのごとき、うわべを繕うのでなく、主のしもべとし て、心から御心を行なうようにとも言われている。 どのような仕事であれ、主のためにしているとの意識が大切だ。日 々同じ事の繰り返しかも知れない。毎日同時刻に電車に乗り、同じ 机に座り、同じ仕事を繰り返す。主婦は毎日、掃除し洗濯し、片づ け食事を作る。平凡で変化のない生活かも知れない。しかしその毎 日の同じ事を、主のためにし、主にお献げする事ができる。 外側、同じ事をしているが、心が違って来る。ある人は、単調で何 の変化も無い日々の仕事に、倦み疲れしまった。面倒なばかりでう んざりし、気持ちも乗らない。正直、いい加減嫌になって来る。ふ っと主を見上げた時、「主に対するように、心からしなさい」の言 葉が浮かんだ。「主に対するように」も、「心から」も、していな い。「ねばならない」ので、ただ目の前の仕事をこなしているだけ だ。 「していません」と告げ、そして不満や何やかやのうっ積、自分の 状態をあるがまま心の中で祈った。ふっと心が変えられて、あれほ どうっとうしい、だるい気持ちが、何だか軽くなった。同じするな ら、主に喜ばれるように従いたいと思えて、不思議に心が変えられ た。 -------- 対人関係や目の前の仕事に主を認めて接するなら、どれ程豊かな人 生を生きられるだろう。恵みがあふれている。すぐに主を見失い味 気ない思いに陥りやすいが、もう一度御言葉に立ち戻りたい。