2022年06月04日(土)

「ヨルダン川へ行って七たびあなたの身を洗いなさい。そうすれば、 あなたのからだが元どおりになってきよくなります」U列王5:10



イスラエルのシリヤに、ナアマンという将軍がいた。勇士であり、
何度も勝利を治め、主君からの信頼を得、尊敬と名誉、地位も得て
いた。しかし、彼には一つの重大な問題があった。らい病にかかっ
ていたのだ。召使いから預言者のもとへ行けば、らい病が治ると聞
き、ナアマンは馬と戦車で、その預言者エリシャを訪ねた。

するとエリシャは出て来ないまま、使いの者から告げられた。ヨル
ダン川で7回身体を洗うようにと。その事でナアマンはひどく怒っ
た。プライドが傷ついたのだ。預言者自らが、患部に手を置き、祈
ってくれるものと思っていた。うやうやしく荘厳な儀式を思ってい
たろう。それが汚いヨルダン川に身を浸せとは。激しく怒って帰ろ
うとしたが、しもべたちが、従ってみるよう進言した。

そこでナアマンは思い直して、言われた通りに、ヨルダン川で7度
身を浸した。すると彼のらい病は見事にいやされた。学べる事は、
御言葉に力があるという事だ。御言葉を信じて「言ったとおりに」
従う時に奇跡を見た。プライドを捨てて、へりくだった事だった。
ナアマンがプライドを捨てられなかったなら、奇跡は無いし、いや
しも無かった。

口で信仰を言うのは簡単だが、「言ったとおりに」行なう時に、栄
光を見る。示しに従う時に、恥を受ける事も、この世のものを失う
事もあるかもしれない。しかしそれにまさる大きな祝福がある。今、
従うよう促されているだろうか。プライドが邪魔するだろうか。し
かし、捨てて、従う時に、大きな祝福を受ける。神の人の「言った
とおりに」従おう。

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主から示された御言葉に従おうとする時、プライドや、様々な肉
の思いが妨げて来るだろうか。しかし、すべてを置いて、御言葉に
従ってみる時に、主のみわざを見る。従わなければ、そのままだ。
一歩踏み出してみよう。