2024年06月03日(月)

「イエスは百人隊長に言われた。『さあ行きなさい。あなたの信じ たとおりになるように。』すると、ちょうどその時、そのしもべは いやされた。」マタイ8:13


百人隊長が、中風のしもべのいやしを求めて、主のもとに来た。こ
の隊長は異邦人で、しもべと言えば当時は奴隷であり、奴隷のため
に心を砕き、神を畏れる愛情深い人物であった。自分の家に来ても
らう資格もないので、おことばを下さいと。そうすれば、しもべは
直るからと。非常にへりくだった態度であり、そして、彼は何より
神の言葉は、必ず成就すると信じきっていた。

主は、彼の信仰に「驚かれ」て、感心し「このような信仰を見たこ
とがない」と言われた。主が驚かれるのは、「信仰」だ。立派な行
ないではない。百人隊長である彼も、権威の下にあり、権威という
ものがよく理解できた。例えば警官は車を誘導し、止めたり動かし
たりできる。運転者は、指示通りに従う。又、違反すれば切符を切
られる。それは、警官に権威が与えられているからだ。

同様に、軍隊の上官の命令は絶対的であり、部下はその通りに従
う。権威を知る、百人隊長は、更に最たる神の権威を認めていた。
だからその神の言葉の権威をも認めた。主は「さあ行きなさい。あ
なたの信じたとおりになるように」との言葉を与えられた。すると
丁度その時、しもべはいやされた。神の言葉には、力と権威があ
る。霊でありいのちだ。神の言葉は、100%必ずその通りに成就す
る。

私たちはその権威と力のある言葉を、どのように聞いているだろ
う。ぼや〜と聞いて、適当に受け止めているだろうか。祈りにより
真剣に聞き、語られた言葉に信仰により応答する時、主がみわざを
される。今、語られているなら、従おう。
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「信じたとおりになるように」と主が語られたことをしっかりと受
け止めたい。信仰に従って主は与えてくださる。一番大切な御言葉
を信仰を持って聞きたい。