2025年04月03日(木) 「イサクはエサウを愛していた。それは彼が猟の獲物を好んで いたからである。リベカはヤコブを愛していた」創世記25:28
「イサクはエサウを愛していた。それは彼が猟の獲物を好んで いたからである。リベカはヤコブを愛していた」創世記25:28
イサクの妻リベカが妊娠し、お腹にはエサウとヤコブの双子の兄弟 がいた。その時、主は御心を告げられた。「兄が弟に仕える」と。 主がアブラハムに約束された祝福は、イサク、ヤコブにより成就し て行くと。だが兄弟が育つ過程で、父親は兄エサウを、母親は弟ヤ コブを偏愛した。兄弟も霊的な面での心が違った。 兄は長子の権より、目の前の自分の腹を満たすものが大事であり、 空腹なら、まず食物を欲し、長子の権利などどうでもよかった。し かしヤコブはずる賢く、狡猾な人間だが、神に関する事柄に心が向 き、価値を見い出していた。そのため長子の権も祝福も欲した。 母リベカにそそのかされ、母子で共謀し、父と兄を欺いた。 母子の間違いは、神がヤコブに与えられるものを、自分の力と画策 で奪い取った事だった。父親も、「兄が弟に仕える」との御心を知 りつつ、偏愛する兄の方に祝福を与えようとした。それも肉による 事であった。皆が主に従わず、御心をそれて秩序が狂い、夫婦間も 兄弟間も、皆が満たされなかった。主を仰ぎ、御心に従ったなら、 家庭に愛と和合、一致、豊かな祝福があったろうに。 その後、父親はヤコブを呼び、祝福し命じた。母親の兄ラバンのも とへ行き、妻をめとるようにと。イサクも主の御心に立ち返っただ ろうか。主の計画だけが成就して行く。今、自分の思いが強いだろ うか。とどまって、主を仰ぎ、御霊の導きを求め、それに従おう。 その時、自分も周囲も、主の栄光を拝することになる。 --------------- 肉の思いに引っ張られると夫婦の関係も親子関係も全てが不自由に なる。何度も経験済みだ。自分の画策を捨てて、主の愛なる御霊の 声に従い自由に歩みたい。