2006年08月05日(土)

「あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり・・火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない」イザヤ43:2

ある夫婦が、医師から親の認知症が進み、
自宅介護は無理であり、入院させるよう
告げられた。しかし、親を最期まで、家
で看る事を望んだ。もう家族もわからな
い状態だった。実際、介護は甘くなかっ
た。大変厳しい現実であり、火のような
試練であった。朝毎に、夫婦で手を取り
合い、涙ながらに祈った。祈らなければ
一日たりとも過ごせなかった。主に頼み、
明日の事は一切思い煩わないで、今日の
一日だけを考え、一日一日を過ごした。
想像を越えた厳しい日々であったが、し
かし、火の中、水の中に、主が共におら
れる事を日毎に経験した。いつも自分達
だけでない事を実感できた。主をすぐそ
ばに感じ、主の臨在という恵みにあずか
った。王の立てた金の像を拝まない、三
人は火の炉に投げ込まれ、七倍炉を熱く
された。しかし、何の害も受けず、もう
一人が共にいた。この炉に、主イエスが
おられたのだ。今、あなたは厳しい試み
の中いるか。その火の中に、まさに主が
共におられる。炎は燃えつかない。今、
主が共におられることに目を向けよう。
・・・・・・・・・・・・
厳しい試練の時、その渦中はわけがわか
らないが、振り返ると、あの火の中、あの
水の中、共におられた主がはっきりとわか
る。状況でなく、自分でなく、今、この瞬
間も共におられる主に焦点を当てよう。