2007年07月05日(木) 『母は手伝いの人たちに言った。「あの方が言われることを、何でもしてあげてください」』ヨハネ2:3
『母は手伝いの人たちに言った。「あの方が言われることを、何でもしてあげてください」』ヨハネ2:3
カナの結婚式の席で、ぶどう酒が無く なった。当時の結婚式での、ぶどう酒 は無くてはならないものであり、途中 で無くなるなど、花婿花嫁の顔は丸つ ぶれ、大切な結婚式が台無しになって しまう事態であった。「あの方が言わ れることを、何でもしてあげてくださ い」マリヤのこの言葉は鍵だ。自分が 何とかするのではない。自分の思いと 力で立ち回るのではなく、「あの方が 言われることを」する。つまり、自分 を明け渡すことだ。自分を明け渡して、 主イエスに従う時に、主のみわざがな され、栄光が現される。委ねる時に、 初めて神が働かれる。自分で何とかし ようとしている間は、神の働きを見る ことはない。目の前の窮地を何とかし ようと、まるで主がおられないかのよ うに、自分で動き回って、疲労こんぱ い状態だろうか。静まって、御声を聞 き、「あの方の言われること」をする 事が重要だ。神の示される通りに、実 際に水かめに水を満たして行く時に、 水がぶどう酒に変えられる奇跡を見る。 「ぶどう酒がありません」と現実の自 らの姿を認め、「あの方が言われる」 通りに、実際に神の言われる事を行お う。 ----------------------- 自力で何も出来ないところまで追い詰 められないとなかなか明け渡す事がで きない。ささいな事でも主に明け渡す 事ができるならその時が恵みの時とな る。恐れるものなど何もない。