2009年09月03日(木)

「そして請願を立てて言った・・男の子を授けてくださいますなら、私はその子の一生を主におささげします」Tサムエル1:10 



 ハンナはずっと不妊で、当時の迷信に加え、彼女を憎むペニンナのいじめに、どんなに苦しく辛い日々であったろう。ずっと祈っていたが、余りの痛みに耐えかねて、決心して祈りのために立ち上がった。

御前に泣きじゃくり、心のすべてを注ぎ出して祈った。そして、誓願を立てた。
男の子を授けられたなら、その子の一生を主に献げると。当時は霊的暗黒時代で、指導者がおらず、人々は好き勝手にわがまま放題で、不道徳と堕落の中にいた。

主はイスラエルを導く霊的指導者を必要とされた。そのためハンナを選ばれ、ハンナの祈りによって、サムエルを産み出そうとされた。ハンナの祈りを待っておられた。「主が彼女の胎を閉じておられた」。祈りによって産み出すためであった。

誓願を立てた時に、主のお心と合致した。主はこの祈りをハンナから引き出された。
主のお心と一つとなったハンナの祈りは聞かれた。彼女は食事ができ、すっきりして、もはや以前の顔ではなかった。
「神に願ったその事は、すでにかなえられたと知」った。

ハンナの窮状こそが、祈りへと追いやった。逆に言えば、せっぱ詰まった、限界ギリギリの苦境が、サムエルを産み出し、神の素晴らしい栄光を現わす事となった。
今、苦しみがあるなら、神の深いご計画の中にあり、大きな祝福のためだ。
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目の前の窮状の背後で、神様が働かれている。落胆しないで、すべてが神様のご計画の中であることを覚えて、心平安にあゆもう。