2009年11月03日(火)

「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」ルカ5:4


不漁で戻り、網を洗っていたペテロは、主に、小舟を陸から少し出すよう頼まれ
た。ペテロは、先生の頼みに応じて舟を出した。主は舟から群衆に話された。ペ
テロは特等席だ、否応なく御言葉が耳に入る。

話が終わられた主は、ペテロに「深みに漕ぎ出して網をおろして魚をとれ」と言
われた。

まずペテロは徹夜で働き疲労でクタクタだった。プロ漁師が捕れなかったのに、
素人に何がわかる。朝に魚などいるわけがない。又、網を洗い直す手間はどうし
てくれる。早く家に帰って寝たい。

理屈に合わず、理解できなかったが、「でも、おことばどおり」網を下ろした。
すると驚くばかりの大漁を見た。まず主は舟を少し出すようにと言われた時、ペ
テロはその小さな一歩に従った。

その次に、深みへと、大きな一歩が来た。私たちも小さな事に忠実に従う事によ
り、主は次々と従うべき事柄を示される。今、些細な事でも従うべき事を示され
ているなら、御霊の示しに従おう。

そこから次の展開へと進んで行く。又、あなたにとって「深みに漕ぎ出す」とは
何だろう。信仰の一歩前進だろうか。浅瀬にとどまっていないで、一歩、歩を前
に出す決心だろうか。主との交わりの深みへと招かれているか。

又、今まで目を閉じて来た、触れないで来た、しかし薄々感じている、痛いその
問題の解決の事だろうか。

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主の御声に従い、一歩踏み出さない限り、何も始まらない。そこで止まったまま
だ。同じ事を繰り返す。自分は何も変わらない。主が従えるよう助けて下さる。
心に示される御言葉に、御声に一歩従ってみよう。すると、次の展開へと導かれ
る。