2010年06月03日(木)

「しかし、私にとっては、神の近くにいることが、しあわせなのです」詩篇73:28



詩篇の記者は、悪者が栄えるのを見て、落ち込んだ。彼らは楽しそうで、豊かで肥え太っていて、何の苦しみもなさそうだ。悪者はいつまでも安らかで、富を増している。それに引き換え、自分は惨めで、苦しみばかりで、何の良い事もない。この足はたわみそうで、歩みは滑るばかりだと。

どうして神を信じない者が栄えるのかと。不平不満で一杯だ。その彼が、神の聖所に入り、光が与えられた。実は彼の不満や妬みや愚痴や、様々な悩みの原因は、神の近くにいなかったことによると悟ったのだ。本当の問題は、様々な事柄や状況ではなく、自分と神との関係だった。それが信仰にとって根本的なことだ。

私たちも同様だ。愚痴や不平で一杯になる時、イライラ状態の時、本当の問題はその状況でなく、自分と神との関係にある。神から離れているから、平安無く、喜び無く、心が荒んでイライラしている。それに反して、神と親しい交わりの中にいる時、状況がどんなに波風逆巻いても、大嵐の中でも、心は平安に守られる。

神の近くにいる事が幸せであり、問題が問題でなくなる。一番大切なことは、神との関係だ。今、神との関係はどうだろう。神から離れていたなら、すぐに立ち返ろう。平安が戻る。そして、状況に関係なく、幸せを感じることができる。
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目の前が真っ暗であってもそこに生きて働いておられる神を認めているなら最善以下の事はないと霊は喜び満たされる。目の前の必要は神との関係だ。私たちの心の方を変えてくださる。