2011年02月01日(火)

「あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり・・火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない」イザヤ43:2


ある夫婦が、親の認知症が進み、自宅介護はもはや無理であり、医師からも入院を勧められた。しかし、親を最後まで、家で見届け、看取る事を願った。もう家族も認識できない状態だった。実際、介護は決して甘くはなかった。非常に厳しい現実であり、火のような試練であった。朝毎に、夫婦で手を取り合い、涙ながらに祈った。祈り、頼らなければ、一日たりとも過ごせなかった。

主に頼み「明日の事は、明日が心配する」の通り、今日一日だけを考え、一日一日を過ごして行った。厳しい日々であったが、しかし、火の中、水の中に共におられる主を、まさに日ごとに体験させられた。一日一日が火の中、水の中であった。自分達だけでない事を実感できた。

試練は、非常に苦しく辛かったが、試練と共に脱出の道を備えられる主は、主の臨在という恵みを備えて下さった。主がすぐそばにおられた。その昔、王の立てた金の像を拝まない、シャデラク、メシャク、アベデネゴの三人は火の炉に投げ込まれ、七倍炉を熱くされた。しかし、何の害も受けず、もう一人がそこに共に
いた。

その炉に、主イエスが共におられたのだ。今、あなたは厳しい試みの中いるか。火の中に、まさに主が共におられる。炎はあなたに燃えつかない。今、状況でなく、共におられる主を覚えよう。
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先の見えない試練に恐怖を覚えるが、今日の一日を主と共に乗り越えよう。主を忘れ怒りながら、嫌々ながらなら今日はできても、明日はできない。主が力を下さる。主に励まされ力をいただき、今日を歩み始めよう。