2011年05月03日(火)

「このことは、自分の子に関することなので、アブラハムは、非常に悩んだ」創世記21:11




女奴隷ハガルから生まれたイシマエルが、イサクをからかっているのを見たサラ
は、「このはしためを、その子を追い出してください。このはしための子はわた
しの子イサクといっしょに、跡取りになるべきではありません」とアブラハムに
言った。

サラの嫉妬から出た言葉であったが、言い分は正当であった。しかし、イシマエ
ルもまた自分の実子であり、愛する息子であり、アブラハムは非常に苦悩した。
どうすれば良いのか。イシマエルを追い出す事は忍びない。苦しい状況だ。主の
みこころは何であり、どうする事が正しいのか、主に求めたろう。

「すると、神はアブラハムに仰せられた」主は答えを下さった。悩んではならな
い。サラが言う通りに聞き入れるようにと。しかし、イシマエルも、一つの国民
とする。あなたの子なのだからと。主からの、明確な示しがあったので、アブラ
ハムは従うことができた。

翌朝早く、パンと水の皮袋をハガルに与え、イシマエルと共に送り出した。荒野
をさまよい歩き、水が尽きた時、ハガルは子供が死ぬのを見たくないと、離れて
座り、声を上げて泣いた。しかし、神の使いから「あの子を大いなる国民とす
る」との励ましを受け、神により目が開かれると、ハガルはそこに井戸を見つけ
た。

「神が少年と共におられたので、彼は成長し」、神はイシマエルをも顧みられた。
悩みの時は、判断を主に求め、従おう。主は御心を示し、導いて下さる。

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どちらに動いたとしても、心が揺れて、どうしてよいかわからない時、主に祈り
求めよう。主はどうすればよいかを教えて下さる。そして、主から示しがある時、
確信もって、平安もって行動して行ける。主の御心が成される。悩んだ時は、ま
ずまず主を求めよう。