2001年12月04日(火)

「さて、イエスは、朝早くまだ暗いうちに起きて、寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた」(マルコ:35)


 イエスが御父と過ごすためによく寂しい
所へ出て行かれ、一人の時間を持たれた。
一人の婦人はそうしたいと願っていたが、
なかなか難しかった。何とか持とうとする
が、義務になってしまい、味気ないものに
感じる事もしばしばだった。
神との交わりの時を持てたり持てなかった
りだった。彼女は聖書を読み祈る時間、神
と過ごす時間が義務ではなく喜びであれば
良いのにと思っていた。
ある時、可愛い一歳の姪が遊びに来ていた。
あまりに可愛くて抱きしめようとすると、
姪は逃げて行ってしまった。ちょっと抱い
て上げたいだけなのに、と思った時、神の
静かな御声が聞こえた気がした。
「私も同じだよ」と。「私もあなたを愛した。
私の愛の中にとどまりなさい」静思の時は、
私の愛を受ける時なのだよと。それ以来、
祈りの時が味気ない義務でなく、喜びに変
わった。神は私達と一緒に時を過ごす事を
願っておられる。