2013年03月04日(月)

「信仰がためされると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです」ヤコブ1:3


「忍耐」を表わす言葉には、「とどまる」との意味があるそうだ。つまり、忍耐とは、希望をもってとどまることだと。試練が来た時に、逃げないで、避けないで、その下にとどまる。辛いこと、苦しいことからは、誰しも逃げたい。何とかして逃れようとしてしまう。しかし、逃げずに、とにかくそこにとどまる時、主は忍耐を生み出して下さる。そして、私たちが願う「成長」が与えられる。

「信仰がためされると忍耐が生じるということを・・知っているからです。その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります」とあり、「忍耐を完全に働かせなさい」と言われている。

ある人が、人に関わる事が多い仕事であった。そんな中、一人の相手からクレームが来て、文句を言われ、批判され、辛い厳しい状況だった。上司に相談すると、その相手には、誰が対応しても同じで、あなたの問題ではないと言われた。非常に苦しい状況だったが、自分の思いでなく、主の御心に従いたいと祈った。

主が教えたい事があると信じ、とにかく逃げないで、辛い事態に向き合って行こうと決心した。主に仕えるように、相手に仕えることを祈って行くと、いつしか辛さが消えて平安になった。そして、しばらくすると配置替えになった。だが、逃げなかった事で、大きな学びを得た。自分が変えられることを経験し、信仰に一歩前進が与えられた。
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今の状態をそのまま見ると下向きになり落ち込んでしまう。そこから主を見て、主の約束を信じて祈ろう。希望をもって試練の中でとどまれる忍耐を祈ろう。