2013年12月04日(水)

「ヤコブもまた、彼に対するラバンの態度が、以前のようではない のに気づいた」創世記31:2 



父と兄を欺いて、祝福を奪い取ったヤコブは、兄の怒りで家におれ
なくなり、遠く叔父のもとへ。途上、神は、「あなたがどこに行っ
ても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう」とヤコブに約
束された。しかしその約束の成就に、1年2年ではない、20年の
歳月を要した。

短い月日ではない。気が遠くなるほどの歳月だ。私たちはなかなか
待てない。待つ事が難しい。しかし、神は早急にではなく、地道に
歳月をかけながら、こつこつと、私たちを導かれる。今の1日1日
は、主に在って、練られきよめられ、造り変えられる途上にあり、
1日も決して無駄な日は無い。

必ず時が満ちて、「神の時」は到来する。事実ヤコブがそうであっ
たように。約束が、実現して行く時には、よく見ていると兆候があ
る。状況が少しづつ変化する。ヤコブの周囲の状況も変化して行っ
た。ラバンの息子達が、父の物をみなヤコブが盗んだとの言い方を
する。

ラバンの態度も以前のようでなくなった。好意的でなくなり、この
ままなら争いが生じ、問題が起きそうだ。ヤコブへの対応が変化し
て来て、微妙な空気を感じ取る。そんな時に、はっきりと主の御声
が臨んだ。

「あなたの先祖の国へ帰りなさい」「さあ立ってこの土地を出て、
あなたの生まれた国へ帰りなさい」。今こそ約束の時、到来だ。私
たちも、状況の変化を見落とさないでいよう。そして、明確な神の
導きが臨む時、行動を起こすべき時だ。

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ヤコブは苦しみの歳月の後、時が満ちて、主の約束が成就した。主
の約束はどれだけかかろうとも、必ず成就する。主を待ち望もう。
そして、神の時には、物事が動く。状況の変化もよく見ていよう。、
事が動く時、行動を起こそう。