2014年06月03日(火)

「主はサタンに仰せられた。『では、彼のすべての持ち物をおまえの手に任せよう。ただ彼の身に手を伸ばしてはならない』」ヨブ1:12 



私たちは、時に、突然、試練に会うことを経験する。穏やかに、平
和な日々を過ごしていたのに、突如として、非常に困難な、厳しい
状況に陥っていたりする。何が、どうなったのかと、驚き、大きな
不安と恐れに襲われる。経験した事があるだろう。主は、私たちが、
より神に近くなるようにと、あえて困難を許され、大嵐を許される。

大嵐の中では、何が、どうなっているのかもわからず、又、先も見
えず、苦しいばかりだ。もがき、あらがう。しかし、余りにも苦し
いので、主をあがき求めて行く。きれい事など言っておれず、心底
の叫びをもって、主に祈る。そして、この大嵐が過ぎた時に、一段
階、成長が与えられていて、新たに主を経験し、益とされている恵
みを知る。主に近づけられていた事を知る。

ヨブも、突如として、これ以上無いほどの試練が臨んだ。舞台裏が
あり、サタンが神にヨブを中傷して来た。ヨブが神を信じ、従って
いるのは、見返りがあるからだと。利得を求めての、ご利益信仰だ
と。神は、ヨブの信仰を認め、忠実な者だと認めておられたので、
サタンの試みを許可された。神はヨブを信頼しておられた。

あなたが苦しい時も、主はあなたを信頼し、じっと見守っておられ
る。そして、「主がヨブになさったことの結末を見たのです。主は
慈愛に富み、あわれみに満ちておられる方」今の試練に結末がある。
そして、サタンが働けるのも、全主権を持つ主の、許可の範囲内だ。
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穏かな日々では知りえない自己中心な自我が試練の中で露わになる。
しばらくは風に翻弄されていても必ず主のもとに着地できる。主が
私を信じ、手を取っていて下さるからだ。試練の中でも必ず主を賛
美する日が来る。