2014年11月03日(月)

「私が、主に油そそがれた方に手を下すなど、主の前に絶対にできないことだ」Tサムエル26:11



ダビデは、サウルに妬みのゆえにつけ回されていた。そんな中、サ
ウルがダビデの所在を知り、追って来た。それを知ったダビデは、
夜にその陣営に向かった。するとサウルと将軍アブネルや兵士達も
皆、熟睡していた。今こそサウル反撃の格好のチャンスだ。部下が、
神が敵を渡された。殺させて下さいと言ったが、ダビデは決して手
を下さなかった。

その理由は、サウルが「主に油を注がれた王」であるからだった。
だが、同時にダビデ殺害を狙うサウルの行動は、主の御心に逆らう
ものである事も知っていた。その事について「主は、必ず彼を打た
れる」と信じていたので、ダビデは裁きを主に委ねた。決して自分
で復讐しようとはしなかった。そのしるしに、サウルの枕元にある
槍と水差しを持ち帰った。「主が彼らを深い眠りに陥れられた」の
で、皆、眠りこけて全く気づかなかった。

すべての事は主の主権の下にあり、主は眠りすら支配される。やが
てサウルはダビデが二度までも、チャンスがありながら、自分を殺
さなかった事実を知る。そのダビデを「わが子ダビデ。おまえに祝
福があるように」とサウルはとうとう祝福した。人を憎み、呪う時、
憎む本人が一番苦しい。喜びも平安も無い。決して自分で復讐せず
に、主に委ねて行くダビデの命を、主が堅く守られた。「復讐はわ
たしのする・・わたしが報いをする」と言われる主に、裁きを委ね
よう。
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憎しみや恨みは、いつまでも持っていると増幅し、はやく決着させ
たいと願うが、正しく裁かれる主が、主の時に報いをされる。主に
委ねられるよう自分自身が主の前に罪を犯さないよう祈っていこう。