2015年09月03日(木)

「民よ。どんなときにも、神に信頼せよ。あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神は、われらの避け所である」詩編62:8




時に、どうしてこんな事が?と思うような試練が臨む事がある。
苦しいばかりだ。そんな時には、どうすれば良いのか。ハンナを通
して学ぶ事ができる。ハンナはつのる憂いといらだち、苦しみ、悲
しみを、主に持って行った。「私は主の前に、私の心を注ぎ出して
いたのです」。

不妊の悲しみ、周囲の目の辛さ、ペニンナのいじめ、傷ついた心、
怒り、「なぜ?どうして?」との思いのすべてを、御前に注ぎ出し
た。「くちびるが動くだけで、その声は聞こえなかった」その祈り
は、うめきとなった。真実な主の御前に、砕けた心で、真実をもっ
て祈る時、私たちは必ず変えられる。試練こそ、真実な主に、真実
に近づく機会だ。

試練の苦しみの中にいたハンナが変えられて行った。それは「心を
注ぎ出した」時からだった。悩み、苦しみを吐き出し、激しく泣き、
長く祈った後、祭司エリから「安心して行きなさい。願いが叶えら
れるように」との言葉を受けた。その時に、ハンナはすっかり平安
になった。帰って食事ができて、顔は、もはや以前の暗い表情では
なかった。苦しみ、悲しみ、煩い、すべてが消えて、安らかになり
輝いた。新しい歩みが始まった。

その解決はどこから来たのか。「主の前に心を注ぎ出した」ことに
よる。そこから平安へと導き出された。ハンナの祈りによって、霊
的暗黒時代に、指導者サムエルを生み出すという、主のご計画があ
った。痛み、苦しみの背後に、深い主の計らいがある。御前に注ぎ
出して行けるように。
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いつも、どんな問題でも悩むより先に主に届けよう。くり返し祈る
の中で、この思いを主が聞いていてくだっているとの確かな確信が
平安へと変わる。そして主の最善を待とう。