2018年03月04日(日) 「すると、ユダが兄弟たちに言った・・さあ、ヨセフをイシマエル人 に売ろう」創世記37:26
「すると、ユダが兄弟たちに言った・・さあ、ヨセフをイシマエル人 に売ろう」創世記37:26
主イエスは、ユダの家系から誕生されたが、そのユダは、ヨセフを 隊商に売ろうと言った人物だ。そのユダはカナン人シュアの娘と結 婚した。異邦人との結婚だ。子供がエル、オナン、シェラと生まれ た。長男エルはカナン人タマルと結婚したが、エルとオナンは御心 に反する決定的な事があり、死んでしまった。 ユダは嫁のタマルを3男シェラが成人するまで実家に帰した。当時 は子供を得るため兄弟と結婚した。しかしシェラが成人になっても、 ユダにその意志が無い事を知る。ユダの妻も死に、放置されたまま のタマルは一生このままかと思った時に、何とかユダにより、子を 得ようと決心する。ユダが近くに来た事を知り、タマルは着替え、 ユダを待つ。 ユダはタマルを遊女だと思い、関係を持った。その代価に子やぎを 後で渡す担保として、印形とひもと杖を渡す。タマルはそれを持ち 去り姿を消した。3ヶ月後、タマルの妊娠が発覚。実家に帰省中の 妊娠に、ユダは怒り、タマルを焼き殺せと言う。しかし証拠品を出 すと、ユダは事実を認めた。タマルは正しい。自分がシェラを与え なかったせいだと。 このようなどろどろの家系から、主が生まれた。聖書はいっさい隠 さず、罪も恥も汚れもすべてを赤裸々に明らかにしている。学べる 事は、主の前で、今のあるがままを主に向いて、正直に生きればよ いという事だ。虚栄も繕いも必要無い。血統も関係無い。罪は悔い 改めればよい。過去は赦されている。何を背負って来たとしても、 今、主に向いて生きる事が大切で、主はすべて受け止め、愛し、豊 かに祝福して下さる。 ・・・・・・・・・・・・ 普通なら隠すであろう醜聞、とんでもない酷い罪、それらが隠ぺい される事なく、そのまま記されている。肉は何をするかわからない、 罪深い自分の姿だ。しかしそのための主の十字架で、赦され、赦さ れ続けて、いつも新しくされて、前を向いて生きて行ける。驚くべ き恵みだ。