2020年06月03日(水)

「出産の時が満ちると、見よ、ふたごが胎内にいた・・イサクは彼らを生んだとき、六十歳であった」創世記25:24



イサクとリベカ夫妻は、20年間不妊の苦しみを味わった。私たちの
信仰人生には「なぜ」と思う事が様々起きる。平穏な日々に、突如
の試練が臨む事がある。余りの苦しみに、主が見えなくなるように
感じる時もあるかも知れない。主は祝福して下さるのではないのか、
なぜ、こんな苦しみが、と。

病気やけが、経済的苦境、対人関係の問題、失業やリストラ・・様
々な悩みを通る。彼ら夫婦にも試練があった。40歳の時にイサクは
リベカをめとったが、不妊の辛い時を通った。「イサクは自分の妻
のために、主に祈願した」とあり、切なる祈りを献げた。まず主に
祈る事を教えられる。主は御心へと導いて下さる。

御心なら願ったものを与えられ、御心でなければ、更に良いものを
与えて下さる。その祈りは主に届いている。イサクの祈りにより、
妻のリベカは妊娠した。どんなに喜んだ事だろう。だが双子であり、
その双子が、お腹の中でぶつかり合い、争うという悩みが襲って来
た。あんなに願った子供なのに、リベカは不安でたまらず、そんな
リベカがした事は「主のみこころを求めに行った」。

御心を求めて祈った。すると「二つの国民があなたから分かれ出る。
兄が弟に仕える」と答えられた。私たちも、喜びの日々から、突然
不安な状況に陥ったり、理解不能の事態に遭遇する事がある。そん
な時はリベカのごとく、主の御心を求めて祈ろう。主は祈りに答え
て、み思いを教えて下さる。そして兄が弟に仕えるという御心は、
その通りに実現して行く事となる。
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試練は形を変えて様々にあり、すぐに納得できない事ばかりだが、
神を通って来ている事を信じて祈っていこう。信じて祈るときに
心が御心にふさわしく整えられていく。