2021年04月03日(土)

「それでもこの民は、サムエルの言うことを聞こうとしなかった。 そして言った。『いや。どうしても、私たちの上には王がいなくて はなりません』」Tサムエル8:19


イスラエルは神によって統治されていた。しかし民は、人間の王を
強く求めた。サムエルは老いて、息子達は主から離れている。敵の
攻撃が来た時も、王が戦ってくれる、そのため周辺の国々のように、
自分たちも王が欲しいと。サムエルは気に入らなかったが、まず主
のもとに行き祈った。私たちも、自分の思いと違う事柄に直面する
時は、まず祈る事が大切だ。

主は、民が、人間の王を欲した時に、「彼らを治めているこのわた
しを退けた」と言われた。そして、王の権利を知らせよと。サムエ
ルは、民にどんな犠牲があるかをことごとく知らせた。息子は戦い
に取られ、娘たちは働かされ、畑は取り上げられ、自分の家来たち
に与える・・そして自分たちの選んだ王のゆえに主に求めても、その
日、主は答えて下さらないと。

大変な事態になるが、しかしそれでも、民はどうしても王が欲しい
と強く言い張った。人が、主の警告を聞かずに、どうしても欲しい
と主張するなら、主は与えられる。主は、彼らに一人の王を立てよ
と答えられた。しかし願いが叶えられた結果、やせ衰えると。「そ
こで、主は彼らにその願うところを与え、また彼らに病を送ってや
せ衰えさせた」

自分の欲望を押し通すのでなく、私たちを極みまで愛し、最善をし
て下さる主に従い、主の警告に聞く事が、自分にとって平安の道だ。
それは主の愛から出た警告だ。

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主に聞き従う事の大切さを教えられる。肉は、自分の欲があり、自
分の都合の良い、好きな方向に進みたい。思い通りにしたい。しか
しそこに祝福は無い。願いが叶った結果、一時の快楽はあるが、心
は虚しくなる。真の豊かさ、喜びのある主の御声に従おう。