2021年11月03日(水) 「イスラエル人は、旅路にある間、いつも雲が幕屋から上った時に 旅立った」出エジプト40:36
「イスラエル人は、旅路にある間、いつも雲が幕屋から上った時に 旅立った」出エジプト40:36
イスラエルの民は、モーセに導かれ、いまだかつて見た事のない主 の偉大なる奇跡により、出エジプトを果たした。彼らが、エジプト から出た先は、広大な荒野だった。主はこれを民への訓練の時とさ れた。紅海横断の大いなる勝利への大賛美、大感謝で、喜び踊った 民たちは、それもほんの束の間だった。 目の前の非常に厳しい現実に、すぐに水が無い、食べ物が無いと不 平不満、愚痴に転じた。そんな民に、主は水を与え、天からのマナ を与え、養い続けられた。そして主は、道中をずっと導く、昼は雲 の柱、夜は火の柱を備えられた。その雲と火の柱を持って導かれ た。 イスラエルの全家の者は、いつもそれを見ていた。 主は導きの主だ。ある人が転勤になり、家を売る事になった。すぐ に売れるだろうと思っていた。ところが数ヶ月が過ぎ、半年が過ぎ るも売れなかった。人が次々と見に来て、話が進むのだが、最後の 契約に至らない。そんな事がずっと続いた。いよいよ決まるかと思 うと、だめになり、そんな状況に、真剣に祈り始めた。 その時、荒野の雲の柱の箇所を示された。雲が動かない限り、これ は進まない事、信仰の試し、忍耐の訓練と教えられた。雲が動くま で、じっと主を待とうと決心した。主が動かれないなら、事は微動 だにしない。忍耐の中で、ついに神の時が来て、雲が動いた。とん とん話が進み、ついに売れた。 神の時が来たなら、妨げるものは無い。あなたも、今、雲が上るの を待っているだろうか。神の時が満ちると、必ず動く。主を待ち望 んでいよう。 -------- 時は動かないけれど、この沈黙も力強い主の導きだとむしろ主を見 上げ待ち望もう。いつも主は共に歩いてくださっている。主のゴー サインを悟れるように祈りたい。