2022年02月01日(火)

「ここを去って東に向かい、ヨルダン川の東にあるケリテ川のほと りに身を隠せ」T列王17:3



エリヤは、カルメル山でバアルとの壮大な闘いをするが、主は、そ
の前にエリヤをケリテ川に退かせられた。「ケリテ川のほとりに身
を隠せ」、人のいない隠れた場所で、主と交わり霊的養い、闘いへ
の備え、整えを与えるためであった。しばし人から離れ、密かな主
との交わりを持つ事が、まさに働きのため、又、信仰生活のための
原動力だ。

植物は、根が下に下にと強く張っていなければ上に伸びる事が出来
ない。人に隠れた密室での交わりは、その根だ。色々な人が証しを
している。早朝から深夜まで余りの激務に、体調を崩して、倒れて
しまった人、又、先頭を切って活躍していた中、病気になり入院に
なった人。

最初はガックリ落胆して、落ち込んだが、天井を見つめる静かな時
間は、常に後回しにしていた、主との幸いな交わりの時とされた。
息吹き返し、神に立ち返れたと。休養が必要となり、全く動けず、
寝床でじっとしている間に、大切なものは何なのか、人生、このま
まで良いのかと、立ち止まる時とされ、仕事に忙殺され、狂ってい
た優先順位を正される時とされた。

時に私たちにも、ケリテ川が与えられる。病気のケリテ川や、入試
や就職試験が不合格のケリテ川、思い通りに行かない失望落胆のケ
リテ川、大きな失敗のケリテ川、別離のケリテ川、そんな時、悲し
みや寂しさ、痛みの中で静かに主と交わろう。心を主に向けて御声
を聞こう。主はそこで養いを下さり、前進するための力を下さる。
心を新たにして下さる。今、必要な事は、主との密かな交わりだろ
うか。
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順調に走っているのに思いがけず立ち止まらされる。今思えば主が
ストップをかけてくださったのだと確かに言える。その試練は必ず
用いられる。じっくり主に向き合えるケリテ川で息を吹き返そう。