2022年06月03日(金) 「『エフライムにアラムがとどまった』・・ダビデの家に告げられ た。すると、王の心も民の心も、林の木々が風で揺らぐように動揺 した」イザヤ7:2
「『エフライムにアラムがとどまった』・・ダビデの家に告げられ た。すると、王の心も民の心も、林の木々が風で揺らぐように動揺 した」イザヤ7:2
ユダのアハズ王の時代に、アッシリヤの脅威があった。アラムと北 王国イスラエルは、アハズ王が同盟を拒んだため、ユダに攻撃をし かけようとした。この時に、アハズ王とユダの民は「王の心も民の 心も、林の木々が風で揺らぐように動揺した」。打ち震え、恐れ、 大きく揺さぶられた。 しかし、イザヤは主から言葉を受けた。アハブに会い、彼に言うよ うにと。「気をつけて静かにしていなさい。恐れてはなりません。 これら二つの木切れの煙る燃えさし・・に、心を弱らせてはなりま せん」「それは起こらないし、有り得ない」主を信じているように と。 しかしアハズ王は、主に頼らず、アッシリヤに頼り、援助を求めに 走る。アラムも北王国もアッシリヤによって滅ぼされる事になる が、 ユダも滅亡への道をたどる事になる。私達の日常はどうだろう。突 如の想定外の事態が起きた時、どうだろう。木々が揺らぐように動 揺し、恐れ、おじ惑うだろうか。アハズのようにパニックになり、 肉の知恵、方策に頼り、方向違いに向かうだろうか。 今、動揺する事態が目の前にあるだろうか。主はこう言われる。 「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。この事 態に心を弱らせてはなりません」恐れないで、神を信ぜよ。まず慌 てないで、静かにすることだと。主が進むべき道を、御心を示し、 力強く導いて下さる。主を信頼していよう。 -------------- 祈りつつも恐れや不安に支配されている間は、冷静に主の導きを待 てない。「気をつけて、静かにしていなさい」の主の御言葉をしっ かりと握って、主に平安を祈ろう。主を待ち望もう。