2022年11月03日(木)

「サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って 聞き届けられました」ルカ22:31



サタンには限界がある。主の定めた範囲でした働けない。サタンが
信仰者をふるいにかける事を「願って聞き届けられ」とあり、主か
ら許可を受ける必要がある。ヨブの場合も、主は明確な限界を定め
られた。悪魔は、ヨブは利得のための信仰で、損になるなら神を呪
うと言った。

そこで主は、ヨブの全所有物を打ってよい。しかし身体はだめだ
と。主の範囲内だ。すると次に悪魔は、ヨブも自分の身に害が及ぶ
なら神を呪うと中傷。そこで主は、ではヨブの身まではよい、だが
命はだめだと。限界を定められる。悪魔は働くが、主の主権の内
だ。主を超える事は出来ない。

ペテロは主の許しのもと、悪魔のふるいにかけられた。ふるいとは
脱穀した麦から、殻やゴミを取り除く作業だ。良い実が残る。死ん
でも従うと自信満々だったペテロは、主を裏切ってしまった。弟子
たちもまた逃げた。ペテロの自己過信の弱さ、もろさがあらわにさ
れた。

しかし主はペテロが「失敗しないように」でなく「信仰がなくなら
ないように」執り成された。ペテロは砕かれ、自らの真の姿を思い
知らされた。その後、主により見事に回復させられ、いやされ建て
直された。後にペテロは「悪魔が、ほえたけるししのように、食い
尽くすべきものを捜し求め」ている。

悪魔は人間よりも賢く力がある。だから「身を慎み、目をさまし
て」いるようにと、自らの経験から記している。主に拠り頼んでい
よう。そうするなら守られる。
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悪魔のふるいに見事にかけられてしまう事を覚えて、へりくだり主
に頼っていよう。朝に主に祈り一日を歩もう。主が私たちのために
も祈っていてくださっている。