2003年02月01日(土)

「愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたらおまえが用意した物はいったいだれのものになるのか」(ルカ12:20)

自分のために貯える事の愚かさを教えられた。
私達は死ぬ時、いかなる物も携え行く事ができ
ない。どんなに貯えたとしても。私達は何一つ
持たないで、この世に来たし、何一つ持たないで
この世を去って行く。私達が保留する物を私達
は失い、与えた物を、持つ事になる。こんな寓話
がある。一人は大富豪だが、利己的で人に与え
るのは嫌で、すべての物を自分のために貯えた。
もう一人は貧乏だったが、出来る限り人々を助け
持てる物をすべて有効に用いた。二人が天国へ
行った時、貧乏な人は素晴らしい輝かしい大邸宅
へ、金持ちは惨めなほったて小屋へ案内された。
御使いに文句を言うと「お前がよこした材料では
これしか建てられなかったのだ」。天に宝を積ま
ず、自分の欲望だけに生きる人生を愚かだと
言われる。私達は損得で生きるのではなく、
神のみこころを行なうのだ。これが賢い生き方。