2023年05月04日(木) 「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、たましいの砕かれた者 を救われる。」詩篇34:18
「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、たましいの砕かれた者 を救われる。」詩篇34:18
信仰生活で、時に悩みにぶつかる。その問題はエリコの城壁のごと く、自分の前に大きく立ちはだかる。悶々と思い煩いに、飲み込ま れてしまいそうだ。その悩みの最中は、出口の無いトンネルのよう に思える。真っ暗闇で何も見えず、先も見えない。試練は必ず出口 があるトンネルだが、その渦中では永遠に続くように感じてしま う。 苦しくてたまらず、祈るのだがその苦しみから逃れたいばかりだ。 何とかここから出たい、痛みが無くなって欲しい、助けて欲しい、 即、解決が欲しい。主に委ねることだと頭ではよくわかるが、しか し、委ねられない事が問題だ。底に、委ねようとしない頑なな自分 がいる。頑固な自我がある。 祈りながらも、自分が立ってしまい、自分で何とかしようと、あれ これ、あれこれと考えは巡る。委ねられない。ある人が悩みがあ り、考えると胸が苦しくてたまらない。委ねなくてはと「委ねま す」と祈るが、しばらくすると、やはり考えていて胸が苦しくな る。又、「委ねます」と祈る。 その時は楽になったような感じがするのだが、やはり重苦しく暗い 気持ちになる。それを繰り返して、自分は委ねられない事に、初め て気づかされた。頭では委ねる事が大切と、委ねたつもりなのだ が、平安は無い。つまりは自分が握っている。初めてその事に気づ き、「委ねられません。握っています。」と自らの無力を認め、 「助けて下さい」と心から祈った時に、自分が少しづつ〃変えられ て行った。 -------------- 先を知る事ができないのにぐるぐると思いめぐらし不安に襲われ る。その度に主に問題を委ねられるよう祈ろう。自分の思う結果も 主に渡たして平安を得よう。主の助けを信じよう。