2023年06月03日(土)

「わたしはあなたといっしょにいる。だからあなたはひとりを打 ち殺すようにミデヤン人を打ち殺そう」士師記6:16



ギデオンは、敵であるミデヤン人を逃れて、恐れて酒ぶねに隠れて
いた。しかし、主はそのギデオンに「あなたのその力で行き、イス
ラエルを救え」と告げられた。驚いた彼は、どうして自分にそんな
大それた事が出来ましょう。とんでもないと。私の分団は最も弱く、
私はその中でも一番若い。自分には到底無理だと言い訳をする。

すると主は「わたしはあなたといっしょにいる。あなたはミデヤン
人を打ち殺す」と。その時、ギデオンは、私と話しておられるのが
あなたであるというしるしが欲しいと願った。本当に主から出た事
なのかを知ろうとした。二度のしるしを求めた。それにより、彼は
主によるものと確信した。

恐れて隠れている彼に「勇士よ」と語られ、今の彼ではなく、先を
見、勇士として戦うギデオンを見据えられた。又「あなたのその力
で行き」と、彼がどんなに弱く、若くとも何の問題も無い。主が共
におられる事、主が遣わされる事がすべてだ。私たちも、自分の弱
さを嘆き、無力におののき、自分などに何ができようと、たじろい
でしまう。

主からの示しにも、自分を見るなら、能力は不足、時間も富も力も、
何もかも不足だ。しかし主は「あなたのその力で行け」と言われる。
あなたの力の問題ではなく、どなたが共におられるかの問題だ。主
が示され、遣わされるなら、知恵、能力、必要はすべて主から来る。
今、あなたにも「あなたのその力で行け」と語られている だろう
か。
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「わたしはあなたといっしょにいる」これが、すべてではないだろ
うか。これさえあれば、恐いものはない。何度も反すうし、心にし
っかり刻んでいたい。「その力で行き」と、あるがままで行けば、
主が必要な力を与えて下さる。示された御心を行なおう。