2023年08月04日(金)

「しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけ です。」ルカ10:42



ある人の証しだ。職場で、プロジェクトを立ち上げ、責任者だっ
た。いざ進めて行くと、思いのほか難易度高く、苦慮していた。苦
心しつつ、頭を悩ませる日々だった。なすべき事、処理すべき事は
量的にも多く、時間も足りない。思い煩いにも襲われる。イライ
ラ、ピリピリしている自分に気づく。

部下の報告が少し遅れても、ひどくいら立つ自分、又、部下のちょ
っとしたミスにも腹を立て、ずっとイライラしている自分。作業が
経過して行く中で、自分はクリスチャン、こんなに証しに悪い事は
ないと自己嫌悪にも陥る。しかし何もどうにもならず、せっぱ詰ま
って、主のもとへ駆け込んだ。

期日に追われ、残業続きで、余裕無く、デボーションも持てていな
かった。御前にしずまった。心をしずめ、主を仰ぎ、心の内をあり
のまま打ち明けた後、聖書を開いた。丁度マルタの箇所だった。マ
ルタの姿が、ピッタリ自分に重なった。「色々ともてなしのために
気が落ち着かず」「色々な事を心配して、気を使い」、自分だけが
忙しい目をしていると、マリヤを責め、更にはそれを許している主
を責める。

それが「どうしても必要なことは、一つだけ」に、「あ!一つだけ
なんだ」主と交わり、御声を聞く事、一つで良いと思った時、不思
議だったが、すうーと心が解き放たれ、自由になり、肩の力が抜け
て楽になり、平安になった。すっかり心が変えられ、落ち着いて一
つ一つ祈りつつ、主と共に取り組めた。そして成功裡に終える事が
できた。どんな時も、主のもとへ行こう。
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疲れたり、ストレスで狭量になるとすぐに不満や不平が沸き起こ
る。心に主の平和がないと簡単にイライラする者だ。主に向かい、
主に心を整えられる大切さをいつも覚えていたい。