2024年11月03日(日)

「私はまた、あらゆる労苦とあらゆる仕事の成功を見た。それは 人間同士のねたみにすぎない。これもまた、むなしく」伝道4:4



憤りも怒りも残忍で、あふれ出ると言っている。悲惨なものだが、
しかし妬みは、更に悲惨で誰が立ちはだかれようと。誰もどうにも
出来ない、手に負えないものだと言っている。妬みはそれほどの、
破壊力を持つものだと。それの重大なところが、誰の心にもあり、
又、自分の内にありながら、気づいていないものだ。

カインは献げ物の事で、アベルを妬み、殺害に及んだ。ヨセフは父
親の偏愛で、兄弟たちの激しい妬みを買った。サウル王は、民に称
賛されるダビデを妬み、殺害すべくつけ狙った。放蕩息子の兄は弟
を妬んで、怒りで身体を震わせた。主は祭司長たちに妬まれ、引き
渡された。ぶどう園の早朝の労働者も5時の労働者を妬んだ。

「あらゆる労苦と仕事の成功は、人間同士の妬みによる」とある。
妬みは強烈なエネルギーとなり、様々な分野に成功を収めさせる。
しかし、それは虚しいことだと。どうだろう。あなたのあの行動、
この言動、行為の動機に「妬み」はなかったか。密かなライバル心、
張り合い、敵対心、が見え隠れしないか。御言葉は追求している。
この「妬み」の解決はどこにあるのか。

それは、主を見上げ、主の愛と恵み、慈しみ、主からの賜物が、自
分にも豊かに注がれていることに、目が開かれること、そっちを見
ること、気づいて行く事にある。それは人を見、比較するなら見え
なくなり、平安を失ってしまう。目を天に向けて、主に視点を向け
る時、御霊によって導かれる。
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人が優れている事のゆえに自分に兆す苦い思い。この妬みは誰にも
解決できない。妬みを持っていることを認めよう。主の恵みを覚え
る時に心は喜びと平安に満ちる。罪を認めて悔い改めよう。