2007年05月04日(金)

「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中に捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです」ルカ24:5 

女達が香料を持って墓に来た。墓の大
きな石が転がしてあり、墓の中には主
のからだは無かった。途方に暮れてい
る女達に、御使いが現われ、主のよみ
がえりを告げた。「ここにはおられま
せん」“ここ”とは、墓の中だ。死人
を葬る場所だ。私達は「生きている方
を死人の中に捜し」ていないか。あた
かも、主に何の力も無いかのように、
死人であるかのように、自分が神とな
り、自分の力で信仰生活をやりくりし
ていないか。決してうまく行くことが
ない。しんどいばかりで、悩み、問題、
焦り、いら立ち、思い煩い、不安で、
疲れ果ててしまう。まるで主は死んで
おられ、自分が何もかもすべてやり遂
げなければならないかのように。墓と
は、人が主イエスの遺体を葬った所だ。
主に、人が、して差し上げた場所だ。
しかし、死からよみがえられた。もう
「ここ」にはおられない。よみがえり
とは、主が全権を握られ、主の主導に
よって、事がなされる場所だ。今生き
ておられるので、私達が主のためにで
なく、主が、私達のためにわざをして
下さっている。よみがえりの主のいの
ちは、今日の信仰生活に溢れ流れている。
・・・・・・・・・
主を脇に置いて、自分が頑張ると、しん
どいばかりで疲れ果ててしまう。主が墓
におられる事だ。「自分の力」の中には
おられない。今、主ご自身が内に生きて
下さっている。何と嬉しい事だろう。