2008年10月04日(土)

「さて、この地にはききんがあったので、エジプトのほうに、下って行った」創世12:10

アブラハムは再度召しを受け、カラン
を出発し、カナンの地に入った。そし
てネゲブへ向かって旅を続けていた時、
激しい飢饉に会った。そこで、エジプ
トに下った。飢饉が余りにも厳しく、
命の危険を感じたのだろう。エジプト
に下って、アブラハムは罪を犯してし
まった。自分を守るために、サラを妹
だと偽り、サラにも偽りを強要し、そ
れゆえサラはパロの宮廷に召し入れら
れる事となった。間一髪のところで主
の介入があり、救い出された。アブラ
ハムの失敗は、厳しい飢饉に臨んだ時、
神を仰がず、神の御心を求めず、自分
の知恵と判断で動いた事だった。それ
がエジプト行きであり間違いであった。
まず神に祈り、頼り、神に指示を求め
るべきであった。私たちも信仰をもっ
て歩み出した途端、厳しい飢饉が臨む。
その時に驚き慌ててしまい、神が吹き
飛んで、自分で何とかしなければと、
立ち騒ぎ、とにかく自分を守ろうとす
る。右往左往し、肉の策を考え、行動
する。その結果、失敗し、刈り取りを
する事になる。自分で動かずに、「わ
たしを呼べ」と言われる主を呼ぼう。
どんなに飢饉であっても、主は手だて
を持っておられ、逃れの道も備えてお
られる。「立ち返って静かにすれば救
われ、落ち着いて信頼すれば、力を得
る」ことを覚えよう。
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不意の事態にパニックに陥り、自分を
守ろうと自分の都合の良いように動い
て、御心をそれてしまう。振り返った
時思い当たる。同じ失敗を繰り返さな
いよう、まず、主を呼ぼう。