2009年03月03日(火)

「あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない」創世記28:15



兄と父親をだまして祝福を奪い取ったヤコブ。怒った兄はヤコブを殺そうとし、母親の計らいで、おじラバンのもとへ逃亡するはめになった。

遠距離を旅立った。日暮れて野宿する事になる。一人ぼっちだ。
どんなにか孤独で、不安で、恐れに襲われた事だろう。

先を考えても不安で一杯だ。その時、主がかたわらに立たれた。
主は全くヤコブを責められない。一言の非難も無い。アブラハムと同じ約束が告げられた。

「この地を子孫に与え、子孫は地のちりのようになり・・祝福される」と。
そして「わたしはあなたと共にあり、あなたをこの地に連れ戻す」「わたしは、約束した事を成し遂げる」と。

「わたしが成し遂げる」と言われる。自我が強く、狡猾で策略家のヤコブに、更にうわてのラバンを備え、ラバンのもとで苦しい辛い訓練を受ける。

神が配置された環境だ。以前はだましたが、今度はラバンにだまされ、神は侮られる方ではない、必ず自分に返る。

しかし、そこでも尚も所有物を増やし、負けていないヤコブだ。
神はそんなヤコブであるに関わらず、選ばれ、愛された。
愛するがゆえヤコブをとことん取り扱われる。

約束通り、この地に連れ戻された時には、ヤコブは砕かれ、別人だった。造り変えられた。「神が」成し遂げられる。「わたしはあなたとともにおり」神は握った手を決して放されず、あなたを造り変えられる。
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不完全でいびつな者をなおも愛し、必ず約束の地に連れて行って下さる神様を信じて訓練のための御手が今、臨んでいるのなら、みこころのままに従って行こう。