2009年08月03日(月)

「もしあなたがたの心の中に、苦い妬みと敵対心があるなら・・そのような知恵は上から来たものではなく」ヤコブ4:15            

ある人がサークルでリーダーをしていた。人々は、その分野に詳しい知識を持っ
ている彼女に一つ一つ聞いて来た。それだけでなく、彼女を信頼し慕って、日常
生活の悩みや問題を相談して来た。

時間と労力を取られ、なかなか大変であったが、親切に対応を心がけた。しかし、
ある時、体調を崩し、リーダーを別の人に代わってもらった。

余りの忙しさに、責任が解かれた事に、最初は安堵した。段々回復し、元に戻っ
た時に、皆が新しいリーダーを慕い、その人の所へ行き、その人に人気が集まっ
ていた。それを見て、妬みが湧き上がるを抑えられなかった。

心が辛く、苦しくてたまらず、その思いを神のもとへ持って行き、神に告げて祈
った。祈っていると、なぜ妬みが起こるのかに思いが至った。自分はもう必要と
されていないのではとの、恐れに、縛られている事がわかった。

皆から頼られていたかったし、必要とされていたい、それを奪ってしまったかに
見える新しいリーダーに嫉妬したのだ。妬みたくないのに、その心は自分でどう
にもできない。

「自分にはどうにもできません。助けて下さい」と主にあるがままを申し上げ、
主の喜ばれる心と交換して下さるよう、自分自身を明け渡した。
そして祈っていると、その人を応援し支えようとの、新しい心に変えられた。心
が平安で満ちた。どんな時にもすぐに主のもとへ行こう。

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自分で何とかしようとすれば、するほど、ますます深みにはまって身動き取れな
い。どうにもならない事を知るばかりだ。ギブアップして、助けを求めた時に、
主が働かれ、主のみわざを見る。自由にして下さる。まずそのまま主に告げよう。