2009年10月03日(土)

「神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです」創世記45:5

ヨセフは、兄たちに、エジプトへの隊商に売られた。ヨセフはエジプトの地で、
様々な厳しい試練を通り、理不尽な苦しみに会った。忍耐を要した。

最終的にヨセフはエジプトの総理大臣となり、ヤコブや家族を呼び寄せ、一族の
命を救うことになる。ヨセフは摂理の神を信じていた。

それゆえ、自分を売った兄たちに再会した時に言うことができた。「今、私をこ
こに売ったことで心を痛めたり、怒ったりしてはなりません。神はいのちを救う
ために、あなたがたより先に、私を遣わして下さった」「私をここに遣わしたの
は、あなたがたではなく、実に、神」と。

ヨセフは、神が主権のもと、この世界と私たちの人生の何もかもを支配しおられ
る事を信じていた。神が、この世界と私たちの人生に介入され、導かれることが
「摂理」だが、ヨセフは摂理の神に信頼していた。
それで「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための
計らいとなさいました」と言えた。

摂理の神への信仰があったから、ヨセフは兄たちを赦すことができた。神は悪意
をさえ、善に変えることができるお方、すべての事を良きに変えられるなら、ど
うして兄たちに報復できよう。

ヨセフは自らの人生に神のご計画を認めた。あなたも今、理不尽な苦しみがある
なら、摂理の神を見上げ、信じよう。

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すべての事に、摂理の神を認め、神の主権を認める時、物事の、人生の見方が変
わって来る。偶然は一つも無い。「しっかりしなさい。わたしだ。恐れる事は無
い」と。「わたしだ」との主を認める時、何があっても心の底に揺るがない平安
を持つ。