2010年05月03日(月)

「いや一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです」ルカ10:42



結婚生活を建て上げて行くためには、努力が必要だ。オートマチックではなく、単に同居していれば、自動的に良い関係が出来るのではない。関係を育んで行く事が大切だ。気持ちを語り合い、苦しみや悲しみ、喜びを共有する事で、又、互いに犠牲を払い合う事で、関係が深められて行く。

人との関係と同様に、主との関係も交わりが必要だ。何もせず、オートマチックに深まることはない。そして、愛するためには、どうしても時間が必要だ。マルタとマリヤの箇所で、学ぶことができる。マルタは行動力があり、家事能力があり、テキパキと、家事をこなして行った。目まぐるしいスケジュールをこなして行く私たちだろうか。

それらが好きなのかも知れない。座するより、動き回る事には充足感が伴う。しかし、余りに忙しいと、私の仕事、私の責任、私の立場、それらがおおいかぶさり、思うように進まなければイラ立ち、怒りが湧く。思い煩いや苛立ちに支配され、何をしているのかわからない。状況を周囲を、裁き、責め始める。

主の御前に座らなくては、心はどんどん離れて感覚が薄れて行ってしまう。いつしか、羊飼いの、愛の御声を聞き分けることも出来なくなって行く。マリヤも別に暇なのでなく、忙しかったろう。ここで優先順位を見る。「マリヤはその良いほうを選んだのです」選ばなければ、ずっと流されたままだ。選んでいない自分だろうか。主は御声をかけたいと待っておられる。その時間を取る人に語られる。
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自分は弱くすぐに流されて行く者だと知っているなら、立ち動く前にみ言葉を聞き、今の自分をみ言葉によって軌道修正され、祈り、感謝して立ち上がる。忙しければ、忙しいほど危機感を持とう。主の守りが必要だ。良い方を選び取ろう。