2010年11月02日(火)

「娘よ。このことがどうおさまるかわかるまで待っていなさい。あの方は、きょう、そのことを決めてしまわなければ、落ち着かないでしょうから」ルツ3:1


ナオミの亡くなった息子の嫁ルツ、ナオミは自分について来てくれたルツの将来の事をよく考え、祈っていた事であろう。落ち穂拾いに出て、丁度ルツが出会ったボアズ。そのボアズは親類であり、ルツに目をかけ、好意を示してくれている。誠実な人柄であり、ルツの将来を託すのに、こんなにふさわしい人物はいない。

ナオミはルツに指示を与えた。ルツはナオミに言われた通りに従った。ボアズに買い戻しを願い、ボアズの足もとに寝たのだ。勇気が要っただろう。ナオミの言う事に、忠実に従った。するとボアズは、更に近い親類がいるので、もしその人が放棄するなら自分が買い戻すと言った。ナオミは、すべての障害を越えて、必
ずボアズがルツを買い戻す事、それが神の御心であり、成就する事を信じていた。

それで、この事がおさまるまで待てと、確信を持って言えた。神が働かれるから、見守って待っているようにと。立ち動く事をせず、ただじっとしておれと。人間的な動きを止めることだ。私達にはこれが非常に難しい。肉は必ず対処、対応し、盛んに動こうとする。その方が楽なのだ。

目に見えない神を、ただじっと待ち望む事は難しい。又それは、何もせず手をこまねいているのではなく、なすべき事はして待つという意味だ。ルツは自分の分を果たし、ナオミに言われた事をすべて果たした。だからこそ、次にすべき事はそこで安息し、委ねてただ神がされる事を、祈りの内に待てばよい。あなたにも、
今なすべ事を果たし、神を待てと言っておられるだろうか。
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動く時と、待つ時がある。不安のままでじっと待つのではなく、今は待つ時だとの示しがあるなら、しばらくの間、静かに神様が働きを始められるのを待っていよう。主の栄光の現れを希望をもって待とう。