2011年05月02日(月)

「きょう、あなたを私に会わせるために送ってくださったイスラエルの神、主がほめたたえられますように。あなたの判断が、ほめたたえられるように・・復讐しようとしたのをやめさせたあなたに、誉れがあるように」Tサムエル25:33


ダビデと部下は、ナバルのしもべ達に良くしていた。そこで祝いの時、ナバルに
手元にある物を与えてくれるよう申し出た。しかし、ナバルはそれを侮辱で返し
た。それでダビデは怒り、皆殺しにするために出陣した。

それを知った若者が、ナバルの妻アビガイルに、即、対処するように伝えた。聞
いたアビガイルは急ぎ、パン、ぶどう酒等、多大なる贈り物を用意して、ダビデ
のもとに詫びに出た。事態を悟った彼女の速やかな行動は、ダビデの報復をとど
める事となった。

時に、的確な判断と速やかな行動が必要だ。即、行動しなければ、手遅れになる。
アビガイルは聡明であった。その聡明さは率直に詫びた事にも表れる。ダビデを
見るや、地に伏して「このはしためのそむきの罪をお赦し下さい」と謝罪した。

夫のせいにせず、へりくだって、妻としての責任を認めた。そして、無駄に血を
流さないよう、感情的になり復讐して、つまづきにならないようにと進言した。
神の祝福を失ってしまうと。神を畏れるダビデは、そこで我に返った。アビガイ
ルは信仰によって事を行ない、彼女を通して、ダビデの復讐を止められたのは、
神であった。

彼女の言葉に耳を傾けたダビデもまた聡明であった。自制心を失い、怒りで行動
していたならどうなっていただろう。
目の前の事態に、肉の判断でなく、御霊の的確な判断を祈ろう。そして御霊の導
きがあれば、速やかに行動に移そう。神の栄光を見る。

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逆上し、復讐しようとしていたダビデに、アビガイルを遣わされたのは、主であ
った。ダビデは罪から守られた。主は私たちにも、間違った方向へ向かないよう、
アビガイルを備えて下さっている。耳を傾ける時、大きな間違いから守られる。