2001年12月03日(月)

「あなたの敵を愛しなさい。あなたを憎む者に善を行いなさい。あなたをのろう者を祝福しなさい。あなたを侮辱する者のために祈りなさい」(ルカ6:27)


 カンボジアの宣教師の体験だ。真夜中に突然
庭の木々を切り裂く音が聞こえた。
驚いて見てみると、斧で木をめったぎりにし、
枝を切り裂き、折れた枝を呪っていた。恐ろし
い有様に震え、怯えた。次の日、調べて見ると
その男が宣教師を妬む人物から雇われたとわか
った。嫌がらせをしたかったのだ。
その人物を非難したい思いが湧き上ったが祈り
により神のもとそれらの思いを持っていった。
神は「あなたの敵を愛しなさい」と言われる。
宣教師夫妻は祈り、その人物を赦し、ケーキを
焼く事にした。そして彼を訪問した。
相手は仕返しに来たと身構えた。
ところが、ケーキを差し出すと男は力抜け座り
込んで泣き出した。自分は内戦で両親を殺され
人から親切にされたのは初めてだと言った。
自分の悪を詫び、その宣教師の信じている神に
ついて教えて欲しいと願った。