2011年09月02日(金)

「サウルの手によって滅ぼされるだろう。ペリシテ人の地にのがれるよりほかに道はない」Tサムエル27:1

サウル王に、つけ狙われていたダビデは、恐怖に支配され、いつかはサウルの手中に落ちて、殺されるに違いないと思った。そして、自分を救うべく考えに考え、その対応策として、ペリシテの地へ逃れることに思い至った。「ダビデは心の中で言った」とある。祈ったとは記されていない。ダビデは、どんな時も主に伺いを立てた。祈って、絶えず主に導きを求めて歩んで来た。しかし、ここでは祈らずに、自分の思いで決めた。恐怖と思い煩い、不安に飲み込まれてしまった。

ガテの王アキシュの所へ行った。自分の思いで進んだ結果、アキシュのもとで、嘘に嘘を重ねる事になり、更にアキシュと共に、同胞イスラエルと戦争するはめに陥ってしまう。サウルやヨナタンと戦わなければならない。しかし、そこに神が介入された。ペリシテの領主達が、ダビデが裏切るのではと、参戦させないように言って来た。アキシュはそれを受け入れ、ダビデは同胞との戦争を免れた。

最悪の事態から、神は守られた。「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる」。人を恐れる時、サタンの罠にかかってしまう。エリヤもイゼベルを恐れて逃亡。えにしだの木の陰で死を願った。人や状況や自分から、神に視点を移そう。神に信頼を寄せよう。サタンの罠から守られる。
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自分の感情が頼りなら心配は尽きず、サタンの声と自分の声しか耳に入らない。気づいたところから主に帰り、主を頼り、主に聞き確信もって平安に歩もう。