2012年11月01日(木)

「人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです」ヤコブ1:14


「人はそれぞれ自分の欲に引かれ」とあり、人には欲望があり、強い欲求がある。主は、人を欲望を持つ者として創造されたので、欲望そのものは罪ではない。しかし、良いものだが、人間には罪の性質があるので、欲望に引かれ、おびき寄せられ、罪を犯すことになってしまう。「自分の欲」とあるように、外ではなく、内側に問題がある。

様々な問題が起こる時、周囲が悪い、相手が原因だと思いたいが、実は、相手の問題ではなく、「自分の欲に引かれ、おびき寄せられ」た結果だと。相手の悪い態度で、敵対心を抱き、憎しみが湧く時、どう見ても、相手が悪いとしか見えない。しかし、敵対心を抱き、憎むという罪を犯したのは自分だ。それを認めたくないので、相手のせいにしている事も多い。相手のせいにしている限り、欲望に引かれ、おびき寄せられている自分の姿が見えない。

サタンは、私たちの欲望に働きかけ、餌を投げかけ罪に誘惑する。しかし、サタンは、私たちに罪を犯させる事はできない。誘いかける事しかできない。その誘惑に乗って罪を犯してしまうのは、自分自身の選択であり、自分の責任となる。一人一人、欲のありかが異なる。強い欲があるところに誘惑が来る。名誉、地位、富、人からの賞賛、評価、自己実現、自分の一番強い欲は何だろう。それを認めて、祈って行く時、主によって守られる。
-------------
私たちはどれだけ罪と戦っているだろう。問題の外側ではなく自分の内にある罪を意識し、サタンに煽られさらに大きな罪を犯す前に主に認め対処していただこう。